株式投資のデメリット

株式投資をシンプルに説明すると「安く仕入れて高く売る」です。しかしながら、これはどの様な業種にも共通する理想形です。
あなたの周りには、株をやっている人はどれほどいるでしょうか? 「理想」を掴むのは容易なことではありません。
株を買うこと自体は難しくありません。証券会社で口座を開き、買う株の銘柄を決めれば、あとお金を払うだけであなたも立派な株主です。

株式投資の難しさは、買った株をどう扱うかにあります。売買して価格差によって収益を得るか、配当金目当てで決算期までとりあえず保有し続けるか。
いずれにせよ、世界中のニュースに気を配る必要が出てくるでしょう。
例えば海外で災害が起きて、その国に、買った株の会社の主要製造工場があったとしたらどうでしょう。そのニュースを見逃したら大変なことになります。
一見何の関係もない国の事件でも、あなたの株に関わってくることは大いにあります。それによって昨日まで1万円の価値があった株が、今日には5千円になっているかもしれません。

株価の暴落よりも怖いのが、倒産されてしまうことです。
株価が暴落しただけなら、ごくわずかな金額でも売ることが出来ます。しかし倒産されてしまったら、株券はただの紙切れでしかありません。
その昔、国内の航空会社が倒産した時には大騒ぎになりました。当時、航空会社と言えば安定企業の代表格のような存在だったのです。そんな航空会社が倒産したというニュースは、あらゆる企業の「安定神話」の崩壊を意味していました。
そのため、その時には航空会社と何ら関係ない他業種の株価まで大幅に下落しました。株の怖いところは、一見関係なさそうなニュースでも連動してしまう可能性があるところです。ニュースに対する広い視野が売買のカギとなるでしょう。

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