IPO(新規公開株)は、未上場企業が株主からの資金調達や知名度・信用力の向上を図って証券取引所に新規上場する際、株式を買ってもらうことを指し、このときに購入される株をIPO株といいます。
この際、多くのIPOを発行する企業は将来の成長を見込んだ上場なため、投資家にとっても魅力的な場合が多く、人気が高くなる傾向があり、ほとんどの場合抽選制で購入者が決定されます。
特に、有名企業やニュースなどで度々取り上げられる企業が上場する場合には高い初値が予想されるため、証券会社ごとにIPOをめぐって抽選が行われます。
この抽選のことをIPO抽選といい、この抽選での当選確率を上げることがIPO株の投資成功に重要な要因であることがわかります。
IPOの当選確率の決定要因は、申し込むIPO株や証券会社、申し込む人のステータスによって異なります。
証券会社の中でもIPOの主幹事、平幹事などの分類があり、割り振られるIPOの母数にも大きな差があり、個人の当選確率に大きな影響を与えます。
目安としては、投資初心者が平幹事の証券会社から申し込んだ場合には、当選確率は小型IPOで0.1~0.5%ほど、大型IPOで5~10%ほどといわれています。