NISAの口座の選び方

口座は手数料の少ないネットバンクがおすすめです。
NISAは税金の優遇措置です。資産を持つということや、資産の運用の促進を図るために国が打ち出した法案で、現在まだすべてが決まったわけではありませんが、証券会社はCMを出すことも多くなってきました。
非課税で利用できるのですから、やはり口座の手数料は大きく注目したいところです。
株の売買手数料が高く、儲けになった分も手数料で相殺されては節税対策がもったいないです。そこで株の売買や、口座開設、口座の維持にあたってなるべく手数料の安い口座を選びましょう。ネットバンクで証券取引ができるところなどもあります。

非課税口座開設の条件

口座開設の最低条件は申込時点で満20歳以上であるということ、日本在住者であることの2点です。
審査などはありませんので、この2つの条件さえクリアしていれば誰でもNISAの口座を開設することができます。
ただし、既にNISAの口座を持っている場合、複数の非課税講座を持つことは出来ません。

口座を開設する際に必要な書類は住民票です。

投資信託は3種類ある

1つ目は「国内の株」を運用するもの。2つ目は「国内の債券」を運用するもの。3つ目は「海外の株や債券」を運用するものです。

株とはハイリターンを望める魅惑的な金融商品ですが、それだけのリスクが付き纏います。
株の値動きを読み切るのには知識と経験と情報収集力が必要で、素人には非常に難しくあります。
また、少ない資金では分散投資することが難しいです。個人の投資家はあまり多くの資金を持ち合わせていませんから、2つ3つの銘柄に集中して投資することが多いでしょう。
しかし、狭い範囲に集中していると何かあった時に受けるダメージが大きくなります。
こういったリスクを最小限に抑えられるのが投資信託です。投資信託で実際に運用するのは「ファンドマネージャー」という投資のプロです。
信頼できるファンドマネージャーを見抜く目は必要になりますが、リスクは大きく軽減されるでしょう。

また、投資信託は複数の投資家たちからお金を集めて行いますので、分散投資が可能となります。豊富な資金は「広大な土地」のようなものです。
広大な土地に「株」という名の種を植えれば、「株価暴落」という局地的な大雨が降ってきても、離れた場所に植えた種は被害を回避出来ます。
しかし、乏しい資金では、種を植える土地が狭く、大雨が当たったら種が全滅してしまうリスクあります。投資信託ならこのリスクを軽減できるわけです。

債券というのは、期限付きで国や地方公共団体にお金を貸し、期間満了時に貸した金額を返して貰い、期間中には利子をもらえるものです。株に比べローリスクですが、ローリターンになってしまいます。
着実性と安定感のある投資信託を求める投資家から人気のある運用です。

海外の株や債券を運用するメリットは、国内のものよりも高金利であるケースが高いということです。
デメリットは「為替」や「国際情勢」など、運用する上で気を配らなくてはいけないものが増えることです。価値の変動を起こす要因が多いということは、リスクも高まるということですから、ハイリスクです。
それだけのリターンを望める可能性がありますので、国際情勢に精通していて信頼できるファンドマネージャーに出会えれば、トライしてみるのも良いかもしれません。

株式投資のデメリット

株式投資をシンプルに説明すると「安く仕入れて高く売る」です。しかしながら、これはどの様な業種にも共通する理想形です。
あなたの周りには、株をやっている人はどれほどいるでしょうか? 「理想」を掴むのは容易なことではありません。
株を買うこと自体は難しくありません。証券会社で口座を開き、買う株の銘柄を決めれば、あとお金を払うだけであなたも立派な株主です。

株式投資の難しさは、買った株をどう扱うかにあります。売買して価格差によって収益を得るか、配当金目当てで決算期までとりあえず保有し続けるか。
いずれにせよ、世界中のニュースに気を配る必要が出てくるでしょう。
例えば海外で災害が起きて、その国に、買った株の会社の主要製造工場があったとしたらどうでしょう。そのニュースを見逃したら大変なことになります。
一見何の関係もない国の事件でも、あなたの株に関わってくることは大いにあります。それによって昨日まで1万円の価値があった株が、今日には5千円になっているかもしれません。

株価の暴落よりも怖いのが、倒産されてしまうことです。
株価が暴落しただけなら、ごくわずかな金額でも売ることが出来ます。しかし倒産されてしまったら、株券はただの紙切れでしかありません。
その昔、国内の航空会社が倒産した時には大騒ぎになりました。当時、航空会社と言えば安定企業の代表格のような存在だったのです。そんな航空会社が倒産したというニュースは、あらゆる企業の「安定神話」の崩壊を意味していました。
そのため、その時には航空会社と何ら関係ない他業種の株価まで大幅に下落しました。株の怖いところは、一見関係なさそうなニュースでも連動してしまう可能性があるところです。ニュースに対する広い視野が売買のカギとなるでしょう。

NISAのメリット・デメリット

これはNISAに限ったことではありませんが、株や投資信託を行う場合には相応のリスクを伴います。
損益を通算で計算することができないNISAの制度だと、場合によっては損害が大きくなることも考えられます。
通常の証券取引と異なり、非課税であるというメリットがある代わりに、損害が出た場合の補償が何もないのです。
非課税枠は翌年に持越しすることもできないので、投資をしなければその恩恵に預かることもできないということも覚えておくべきでしょう。
とはいえ、基本的にはNISAという制度が通常の証券取引とは違うということをハッキリ認識しておけば問題ありません。
大切な資産のことですから、何をするにしても注意点をおさえて運用することが必要です。

投資信託をやってみよう

投資信託とは、単純に言えば「共同出資」です。「お金を出すだけ出して、取り引きは全て出来る人に任せる」というものです。
これは「投資して資産を増やしたいけれど、知識も経験もないし、大損するリスクが怖い」という人と、「知識も経験もある。資金さえ豊富なら安定して利益を出せる銘柄もピックアップしてある。でもお金がない」という人の利害が一致したために産まれたサービスです。

投資信託の肝となるのは、「信じて託す」事です。「誰にあなたのお金を託すのか」が最も重要となります。
自力で見極めなくてはいけない株式投資とは異なり、プロが運用してくれるので、損をするリスクは軽減されています。しかしあくまで投資ですから、リスクはゼロではありません。
リターンを大きく求めれば、当然ながらリスクも大きくなります。
株と同じように「銀行に預金するよりは利率が良いから」という程度の投資ならば、リスクも小さくなります。
基本的には投資信託は株式投資よりもリスクが低いですから、NISAで投資家デビューされる方は、信託を使って最初の2~3年で投資感覚を養い、その経験をもとに勉強し、株式で勝負をしてみるのがおすすめです。

NISAを始めるには

NISAを始めるにあたっては、まずは口座開設する事が最初の一歩です。
無事に口座を開設できたら、NISA用の資金を入金しましょう。銀行や証券会社によっては、NISA以外の取引も出来る「総合口座」のような形での開設になっている場合もあります。
その場合、入金先や、入金した後の手順が異なる場合もあるので、事前に確認が必要です。

NISAは1年間で120万円の利用制限がかけられています。※2021年11月現在
この「120万円」というのは、「オーダーに使った金額」にかかる制限です。
60万円分オーダーして3万円損してしまっても、「オーダーに使った金額」は60万円のままで、57万円にはなりません。
逆に60万円分のオーダーで収益が120万円出たとしても、利用可能枠は60万円残っています。

IPOって?

最近IPOという言葉を目にすることが多いのではないでしょうか。
2018年にはソフトバンクのIPOが話題となりました。また、海外に目を向けてみると、ライドシェア事業で有名なLyftやUberなどに対するIPOの話題も絶えません。
これらの話題を本質から理解するためにも、まずはIPOとは何なのかきちんと理解しておく必要があります。

IPOとは、Initial Public Offeringの略で、日本語に訳すと「最初の公開販売」を指します。
未上場企業が新しく株式を証券取引所に上場し、投資家に株式を取得させることを言います。

この株式上場によって、通常は新しく株式が公募され、売り出されます。
そしてIPO株投資とは、新規上場する企業が投資家に配る株の購入権利を抽選で手に入れ、上場日の初値で株を売却して利益を出すことです。

証券の口座開設方法を分かりやすくご紹介

ネット証券に興味があるけど、まず何をすればいいのでしょうか。
まずはネット証券の「口座開設」が必要です。この登録はなかなか面倒で、時間のかかるイメージの人も多いのではないでしょうか。
でも、口座開設は思っているよりも簡単に行うことが出来ます。

ネット申し込みなら最短1日で作ることが出来ます。
口座開設の流れは、大まかに以下の通り。

作りたい証券会社のHPにアクセス
口座開設を申し込む
本人確認書類とマイナンバーを提出
必要事項を入力、書類受け取り
取引開始

こうして見ると、口座開設は思っているよりも簡単です。
ただ、口座開設には、最短1日から10日前後かかります。
これは証券会社によって異なり、長いと15日ほどかかる場合もあるようです。

失敗しにくいネット証券の選び方!?

証券取引を試してみたいと考える方は多くいるでしょう。近年ではテクノロジーの進展によりインターネットでの証券取引が増えている中、ネット証券も多くの人が利用するようになってきています。
しかし事前知識がないと口座選びも難しく、どこで口座を開設したら良いか迷ってしまいますよね。
そこで、今回は失敗しにくいネット証券の選び方を解説していきます!

数多く存在するネット証券の中から、自分に合ったネット証券を選ぶにはどうしたら良いのでしょうか?
そのポイントは、大きく分けて2つ。
多くのネット証券会社のホームページでは「業界最安値」「格安手数料」といった謳い文句でアピールされていますが、ここで言われる取引手数料とは、正確には「国内現物株式の1注文の約定代金に課される取引手数料の最低額」を指します。
手数料でネット証券を選ぶ場合は、ただ取引手数料が安いからといって選ぶのではなく、自分がどの程度の頻度で、どのくらいの予算を使って売買を行うのかを計画してから約定代金の価格帯と手数料をチェックする必要があります。
例えば、週に1~2回の取引を行う人が1回あたりの約定代金を5万円、10万円、50万円として見積もるとその価格帯によってかかる手数料は大きく異なります。
また、同じ予算でも1日に何回も売買を行う場合は、取引1回あたりではなく1日の約定代金の合計額に対して手数料がかかるものを選んだほうがお得です。
何を目的としてどのようにして投資を行うかは人によって様々ですから、投資スタイルに合ったサービスの提供を行っているネット証券を選ぶことが重要です。

例えば、仕事終わりに取引をしたいと考えている方は、夜間取引を行っているネット証券を選ぶ方が良いことは見当がつきます。
普段は仕事などで忙しく、常に動向をチェックできないという方は自動取引を行ってくれるサービスを選んだほうが良いでしょう。
さらに、ネット証券では利用者が自分で投資判断をしなければならないため、わからないことや判断に迷うことがあった際に頼れる電話サービスなどが存在したほうが安心です。
特に初心者の方には、このようなサービスを提供するネット証券会社をおすすめします。